2011年8月8日月曜日

DTPの勉強部屋 第21回勉強会に行ってきました。

夏らしい暑さになった2011年8月6日(土)、DTPの勉強部屋 第21回勉強会に行ってきました。

勉強会会場はいつものウィンクあいちでしたが、今回は小ホール。
開場1時間前に集まって椅子並べを手伝ったのですが、最初に入った印象は「ひろっ!」。
ちょっとした小学校の体育館のような広さ。

早く来たのを幸いに、先頭のいちばん右端を確保しました。

Session 1:覚えておこう! InDesign使いこなし術

さいしょは、YUJIさんのセミナー。
先に取っていたアンケートを元に、先に初心者向け、後にtipsという内容。
  • 4種類のフレームの違いの解説
  • テキストフレームとフレームグリッドの挙動の違い
  • インライングラフィックの合わせ方
  • 段落スタイル・文字スタイル
  • 段落スタイルの「次のスタイル」機能
  • オブジェクトスタイル、上記と併用する場合のtips
  • ドロップキャップと先頭文字スタイル、正規表現スタイル
と、特にハマりがちなところをピンポイントで解説。その内容のチョイスが絶妙でした。
いつもながら話の上手さにも関心しきり。今回制作メンバーが来てないのがすごく残念……。

Session 2:脱・食わず嫌い! 今こそ使い倒そう『レイアウト調整』機能

次は凸版印刷の紺野さんの、レイアウト調整の解説。
最初に「レイアウト調整を使っていますか?」という質問に誰も手を挙げない。
それほど知られていない機能だけれども、実は便利、という話を熱弁されました。

レイアウト調整とは、マスターの段組み、半面に合わせて配置オブジェクトが可変する機能、というまとめでいいのかな?

当然、可変しては困るオブジェクトもあるので、その機能を上手く使うコツの解説。
動かしたくないものはあらかじめ、レイヤー分けをしてロックをしておくこと、後は「オブジェクトとレイヤーのロックを無視」チェックを上手く使って調整する。
可変させるためにはガイドにスナップしていないといけない。そのためにInDesign付属のスクリプトでガイドが引ける。
そこまではなんとか理解したのですが、段落書式(文字サイズや行幅など)の解説がノートをとりきれなくて、まだ理解できてません。資料公開待ちです。

セッション最後にYUJIさんの補足で、「これからは電子書籍で、機種に合わせたサイズで書き出し直さなければならないので、この機能が重要になるかも」という話をされて、なるほどと思いました。

Session 3:InDesign CS5.5の魅力!

次はいわもとさんのセッション。
最初にInDesign10周年、同時にInDesignの勉強部屋も10周年、ということを紹介、会場全体で拍手!

セッション内容はCS5.5の解説。主に電子書籍系、特にFolioの話でした。
「紙では実現できないような体験を提供」、使用媒体は増えているそうで、いくつかの媒体の事例の紹介。
ADPSは別契約になること、Acrobat.comでfolioのやりとりはできるとのこと。

感想はちょっと歯切れが悪くなるんですが、やっぱり大手向きの規格だよなぁと。
きちんとコンテンツを持ち、最初から最後まで目を通して見える状況で制作できればいいんですが、大手の子受け、孫受けの制作会社にとっては負担になるだけで、かといって同人や零細出版社みたいな小さいコンテンツを持っているところには、高すぎる。
上から下までごっちゃにして再編成されるようなダイナミックさがない気がするんですよね。普及するのかなあ……。


次はパネルディスカッションなんですが、準備する間に、InDesignの日本語組版エンジン開発者のひとり、ナット・マッカリーさんのビデオレターが流れました。
かつて写真植字でしかできなかった組版をパソコンでできるようにしたが、時代が変わって、紙ベースからタブレットでの日本語組版が求められているとのこと。
「最初に出てくるツールはわかりにくいところがありますが、幸い森YUJIさんがいますので」ってところで会場に笑いがw

パネルディスカッション

勉強部屋でははじめてのパネルディスカッション。メンバーはYUJIさん、凸版紺野さん、岩本さん、Adobeの中村美香さん。

中村さんはかつてInDesignのテスターをしていたそうですが、最初のInDesignを見た時点で「これでは日本の市場には出せません、別プロジェクトにしましょう」ということでいったん止めたのだそうです。それがなければ今のInDesignの日本語組版エンジンはなかったとか。
他にも、さまざまなInDesign開発の裏話が聞けました。

それと、アンケートの質問から「これからInDesignはどうなっちゃうの?」という質問が多かった、という話から、今はEbookの市場はまだ全体の3%であること、印刷ではなくてデジパブに向かってしまうのか、という話は違う、印刷は重要だと考えている、という話をされました。
あとバグがなかなか直らない、という件も、バージョンアップ毎にかなりの数のバグを直している、クラッシュレポートは「いいえ」を押さずにきちんと送信してほしい、Adobe側で常にモニタリングしているので数が多くなれば直る確立は増えるから、という話でした。きちんとフィードバックすれば直るよ、とのこと。


セッションは全て終わり、恒例のプレゼントじゃんけん大会。
今回は自分はなにも貰えませんでしたw
(後でAdobe CreativeSuiteの体験版をもらえました)

最後に、ソフトドリンクが配られて、1時間ほど会場での交流会。
勉強部屋も参加者が増えるたび、だんだんとDTP関係者の社交会的なイベントになってきているようで、それを目的に来てる人も多いような気がしました。
自分もtwitterのフォロワーさんに名刺を渡したり、いろいろな人の話を聞いたり、InDesign自動組みのデモを見せてもらって、うおぉおおん!となったり、楽しい時間を過ごせました。この交流会の時間についてはこれからもずっと維持してほしいです。

これで会はすべて終了して、懇親会へ。
自分はあまりしゃべれず食べてばかりいました。豚しゃぶの黒ごまソースおいしかったです。
最後の方でいくらかお話ができてよかったです。

あ、岩本さんに「Illustratorのスクリプト対応広げて下さい!」って言いたかったけれど言えなかった。


以上、勉強部屋レポートでした。
最後に、主催のYUJIさん、10年間お疲れさまでした。
今後ともよろしくお願い致します!

2 件のコメント:

YUJI さんのコメント...

素晴らしいレポートをありがとうございます。
これからも、よろしくお願いします。

kanemu1117nc さんのコメント...

こちらこそ、よろしくお願いします!